選挙の時は母と同じ空間にいるのが嫌だ。
まだ告示もされてないのに、選挙、選挙。
私の住むこの地域は、みんな親戚。
同じ名字。
名字が違っても、同じとこからお嫁に出てたり、
みんなどこかで親戚。
隣のおばあさんの弟が、選挙に出るらしい。
つまり、この地域では、親族が選挙に出るってこと。
ベテランです。
そんな中、公明党を応援に、地域を歩き回る母。
大変だと思うよ。
でも、みんなの気持ちも、わかるでしょ。
だって、みんなからしたら、昔から知ってる親戚の○くん(今はおじさん)が出るんだから、
議員さんやってて、誇りでしょ!
応援するでしょ!!
児童手当もらってるんだから、公明党応援してって言っても、向こうは入れるとは言わなかった、グチグチ。
って母が言ってる。
みんなからしたら、私の家も、そのおじさんと遠い親戚なわけで、母は嫁いできたから他人だけど、父が生きていたら、きっと小さいときから遊んだ仲良しの○くんかもしれない。
公明党、応援して福運をつむ、
応援してくれなかったからって、相手を非難したら、福運は消えちゃうんじゃないかな。
母は公明党応援しない人への文句がひどい。
相手には相手の考えがある。
付き合いがある。
家族のうち一票でも公明党に入れてって頼むんだったら、こっちも○くん応援するからって、一票あげないとさ。
みんなが応援している○くん。
それを応援しない我が家。
そしたら地域で浮いていくのは仕方ないよね。
時間が発つ毎に、学会員と一般人の心の隙間は開いていく。