母に言われた。
「もうおもちゃ買うのやめなさい」
なんでそんなこと指示されないといけないのか
コロナ禍でどこにも行けず、冬は天気が悪いと外で遊ぶことも出来なくて、
そんなときは
100円ショップに買い物にいきます。
一つだけ、何か買っていいよ
って。
お店を何度もぐるぐるして、一番欲しい玩具とか折り紙とか、そんな他愛もないものだけど、子供にとっては楽しい休日になる。
100円です。
有名な子供の玩具なんて、一つが何千円。
トミカの車だって500円とか。
そんなんじゃなくて、100円。
そうやって、つまらない休日を、なんとか楽しいものにさせてあげようと、日々試行錯誤。
玩具は増えるけど、小さいし、100円だし、子供が喜んでくれてる。
私が子供のころ、玩具なんてなかった。
お年玉をつかって、年に一回、何か買うのが楽しみだった。
クリスマスもない。
折り紙もない。
お金がないのわかってたから、お菓子も欲しいって言わない。
お年玉も、親が誰かに出してるわけだから、その分は返した。
学校から帰って、お腹がすいて、砂糖をなめた。
実ってる柿が食べたくて包丁をにぎった。
姉のご飯のおかずはマヨネーズだった。
ご馳走は、父のお弁当に焼いたお肉の、フライパンに残った油だった。
母と公園に遊びに行ったこともない。
母と、遊びに出掛けたことがない。
母と、遊んだ記憶がない。
和室で御本尊さまに題目をあげてる姿。
こっちをみない。
お金がなかった、のが原因じゃなくて、
子供を見てなかった、んだと思う。
信心が一番だから、
休日に出掛けることもなかったから
子供を喜ばせたい、とか無かったんじゃないかな。
私は子供を喜ばせたい。
笑顔がみたい。
お菓子もおもちゃも、無邪気に欲しいって言わせてあげたい。
おばあちゃんの立場で、玩具を買うのやめなさい、って命令、必要?
反論したい。
でも、そしたら、言うこと聞かないダメな嫁(娘)って怒られるだけ。
静かにしてると、角がたたない、
けど
言いなりになってる、出来る、って
思われたくない。
自分の思うようにさせようと、命令したり、干渉してくるのが、嫌だ。
こんなこと思うのは、やっぱり生意気なんだろうか。
私の家族の子育てに、口はさまないで欲しい。